cadot
インテリア専門誌の編集者を経て、タイ・バンコクに留学。現在は都内在住。
ご意見・ご感想・ご心配などのメールはkadomae(スパム対策です。メールするときはこの文を括弧ごと取り除いてください)@gmail.com までお願いします! ミクシィにもコミュニティ有。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3950363 ※コメント入力時にパスワードの記入欄がありますが、各自で設定してください。これはコメント記入者本人が自らのコメントを削除したり変更したいときに使うためのものです。 以前の記事
2008年 11月 2008年 10月 2008年 06月 2006年 11月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 フォロー中のブログ
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ここ数日は突然の激しい雷雨もなく、平穏な、そしていつもどおり暑苦しい、けだるい気候のバンコクです。
煙草にまつわる話を書こうと思ったんだった。 煙草を吸い始めたのは、大学生活が終わりかけた頃。当時付き合っていた彼女と別れ、酒を呑まない自分は「こういうとき、大人はどうやって気持ちを紛らわしているんだろう」と考え、遠い目をして煙草を吸うんじゃないか、という至極シンプルで三文ドラマめいた結論を得ました。 それから数年、気がつけば重度のニコチン中毒。タイに来てから自由な時間が増えたせいか、本数は日々増加し、煙草の合間に生活する、といってもいいほど行動を侵食する存在になっています。 そして先週、仲のいい女性と映画を観に行きました。彼女は僕が煙草を吸っていると、いつも「健康に悪いからダメっ!」と取り上げて捨ててしまいます。ところがその日は何を思ったか、先日僕から取り上げたメンソールの煙草を返してくれました。 自宅で日本の友人にメールの返信をしている最中、ふと煙草が吸いたくなり、返してもらった煙草を唇に挟んだとき、鼻先に見える煙草の様子がいつもと違うことに気がつきました。手にとって見てみると、側面に数字と、短い文章が書き込まれている。 20本の煙草に数字がふってあり、順番どおりに並べると、彼女が創作した煙にまつわる散文詩が完成するようになっていたのです!内容はぼくの心に留めておくとして、嫌煙家の彼女が手に煙草の臭いがつくのも厭わずに渡してくれたメッセージに、心を打たれないほどぼくもすさんでいません。その気持ちにこたえるためにも、煙草はもうやめようと思いました。
by flyingfleamarket
| 2006-05-30 02:38
|
ファン申請 |
||